何かと気ぜわしく、無理をしがちな年末。そんなときに思いがけず起こるのが腰痛です。寒さで筋肉がかじかんだり血行が悪くなるため、腰痛が起こりやすくなります。
厚生労働省の国民生活基礎調査によれば、日ごろから感じている自覚症状として最も多いのが、男性では腰痛。女性でも肩こりに次いで多く、男女ともにほぼ10人に1人が腰痛に悩んでいることが分かっています。
日常的な腰の痛みには、背中や腰の筋肉を伸ばすストレッチなどが勧められていますが、ぎっくり腰のように痛みが強いときは、楽な姿勢で安静を保つことが大切です。
痛みが3日以上続くようなら、医師の診察を受けましょう。骨粗しょう症などで骨がもろくなって起こる圧迫骨折や、神経が通る背骨の穴が狭くなる脊柱管狭窄症による痛みが原因のこともあるからです。
物を持つときは中腰姿勢を避ける、長時間同じ姿勢を続けない、仕事を1時間したら数分休憩するなど、腰や背中に負担をかけないようにする工夫も腰痛の予防には大切です。
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